爆裂とは?
爆裂というのは、鉄筋コンクリート造の建物の鉄筋が腐蝕して膨張し、鉄筋を覆っていたコンクリートにひび割れを発生させて、ついにはコンクリートを脱落させてしまう現象のことをいいます。
コンクリートというのはアルカリ性なので、鉄筋の錆の発生は防いでいます。
しかしながら、コンクリート中の砂に海砂を使用すると、これがナトリウムイオンなので、内部の鉄筋に錆が発生してくるのです。
また、骨材が不良であると、アルカリ骨材反応を起こして、ひび割れが発生し、鉄筋の腐蝕膨張が爆裂となります。
爆裂の発生を防止するには?
爆裂の発生を防止するには、まずは鉄筋を錆から守ることが重要なポイントになります。
すなわち、砂と砂利の品質管理を十分行い、かぶり厚を十分にとり、密実なコンクリートを打設することが大切になります。 |