ライフスタイルや働き方に対応したものは?
以前の民間金融機関の住宅ローンというのは、固定金利が変動金利か、借りられるか借りられないか、くらいしか選択肢がなかったのですが、最近は自分のライフスタイルや働き方にあった住宅ローンを選択して、マネープランを立てられるようになりました。
具体的には、少子高齢化を反映して子供がいない共働き夫婦(DINKS)や女性を対象にした商品が登場し、子供を出産するごとに金利を優遇するなどの特典をつけています。
たとえば、共働きを夫婦を対象にしたものでは、給与振込みやクレジットカードの申し込みなどをすると年0.9%の金利が優遇され、さらに子供の数に応じて0.1%ずつ金利を引き下げていくものなどがあります。
また、働き方に対応したものとしては次のようなものがあります。
■派遣や契約社員でも、一定の条件を満たしていれば、正社員とほぼ同等の条件で借りられる住宅ローン。
■配偶者や同居家族がパート勤務でも、その収入を合算して借入額の上限を引き上げることができる住宅ローン。
もしものときに備えたものは?
従来ですと、万一のときのために団体信用生命保険に加入するのが一般的でした。
団体信用生命保険というのは、返済不能になったときに、生命保険会社がローンの残債を一括返済するというものですが、これですと本人が死亡するか高度障害に見舞われるかに限られていました。
しかしながら、最近では、がんと診断された場合に全額免除になる「がん保障」を付けるケースや、「三大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)」までをカバーするものも登場しています。 |